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船造りの工程を、タンカーを例にとって紹介していきます。(資料提供:(株)渡辺造船所)
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発注主と打ち合わせをし、その注文内容に基づき設計を進めていきます。
船種によっては、適用される安全基準等に基づいて設計しなければなりません。 |
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起工式を行い無事完成を祈願します。
ここから本格的に建造がスタートします。
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用意された鉄板・鋼材をカットします。
そのうちの大部分は専門企業に発注し、コンピュータにより船の基本部分となるパーツを製作します。
コンピュータでもできない細かい部分は人の手で行います。
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バーナーを使用して曲げた鉄板を溶接で接着して、様々なブロックに組み立てていきます。
ブロックは大・中・小と分けられ、大きなブロックは一つで重量50トンになるものもあります。
ブロック組立と同時に、配管工事なども行われます。
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船の基本部分が完成したあとは、メインエンジンや、スクリューの振動を抑えるためのプロペラ、デッキブリッジなどが設置されます。
この他にも船の性能を全体的にアップさせるための様々な工夫が盛り込まれます。
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神事のあと、船主によって船を支えていた支綱が切断され、船が台車とともに海へ滑っていきます。
関係者はわが子の旅立ちを見送るような感慨にひたります。
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新しい船舶の規則改正で、従来のタンカーより50トンほど居住区画の容積が増えたため、乗組員の個室や食堂・サロンなど生活スペースが30%も広くなり、より快適になりました。
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船の性能を試す試運転では、検査官・船主・造船所の関係者が乗り込み、速力テストなどの操縦性能のほか、錨の上げ下ろしや、計測計器などのテストが行われます。
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全ての作業が完了したら引渡式が行われます。
船主に船舶検査証書などが手渡され、正式に引渡完了となります。
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